豊胸術のリスク
豊胸手術の失敗例
豊胸手術は、全てが成功するというわけではありません。
豊胸には様々なリスクがあり、そのことも踏まえて豊胸術を行う必要があります。
豊胸術の失敗といっても、技術面での失敗と、本人が納得することが出来ない失敗というがあるでしょう。
まずバッグなどの人工物を胸の中に挿入する手術の場合は、バッグの外膜が破れるということがあります。
中身が生理食塩水ならば体内へと吸収されても害はありませんが、シリコンジェルの場合は強い痛みや倦怠感を覚える、
といった事例が報告されています。
他にもバッグを挿入した方の2%の割合で、細菌やカビによる感染が起こっています。
これはごくまれではありますが、手術中の処置が原因で起こる場合が多いようです。
また、異物であるバッグが体内にある限り、「カプセル拘縮」という状態が起こる可能性があります。
カプセル拘縮と呼ばれるのは、体内に異物が入ったことによってコラーゲン繊維が異物(バッグ)を取り囲むように形成されることによって
中のバッグが硬く締め付けられてしまう状態です。
あとは、挿入したバッグがなじまない・不自然・硬くなるといったような声があります。
ほかに、さまざまな豊胸術がありますが、それらもリスクは伴います。
これまでに報告された事例をとりあげてみます。
プチ豊胸の場合はメスを使用しないというのが利点ですが、
この際でも、注射跡からの内出血や痛みを感じた方・ヒアルロン酸の注入後にしこりが出来たという方もいらっしゃいました。
これらは一概に失敗と呼ぶのかどうかはわかりませんが、事前に医師と確認しておく方が良いでしょう。
光豊胸では、何度光照射をしても胸が大きくなることが無かったという声が一番多く聞かれました。
医師からも事前説明があるようですが、光豊胸は痩せ型の方には向きません。
本人の脂肪細胞を活性化させることによってバストを大きくするので、自分に脂肪が無ければ大きくすることは出来ません。
このように、豊胸術には様々なリスクがあります。
いずれにしても絶対に成功するという訳ではありませんので、豊胸術を行う方はこういったリスクを踏まえた上で、
避けられないリスクをきちんと医師と話し合って、信頼出来るクリニックで豊胸術を受けるようにしましょう。
また、各クリニックでも、豊胸術に関するリスクのお話しはあるかと思いますが、
全くリスクがなく安全だと言うクリニックは、止めておいた方が良いかもしれません。